Factory Log Special Edition

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オフラインミーティング
オフラインミーティングとは、インターネット上の掲示板・チャット・メーリングリスト等、または草の根BBSで知り合った人々が実際に会合をすること。オフ会と略される。

(フリー百科事典Wikipedia, 2004年6月1日付版より)

オンラインゲームプレイヤーのオフ会は数あれど、そのゲーム内容をリアルで実践するオフ会というものは数が少ないように
感じる。それは一般的には無理もないことなのかも知れない───オンラインに限らずゲームにはリアルで実践するには敷
居の高い(あるいは物理的に不可能な)事象が数多く描かれているからだ。しかしそれは逆にいえば、リアルで実践できる事
象が描かれたゲームのプレイヤー間であれば、それを実践するオフ会が催されることもあるのかも知れない。
ともあれそんなわけで。
今度はリアルゴルフだ!!

2004年07月18日

・第3回「チーム『ないと』」オフ in 横浜八景島
- 彷徨的出張報告書 2 -
version 1.0 written by 'Passing Mysterious Golfer' Samayoi-Shinkan, 31 July 2004
・彷徨、緊急出撃
翌日朝早いことを踏まえ(と言うか某氏に指摘されたのだが)、前日は3時にログオフ。しかしそこから何故か眠ることができず、
実際に就寝したのは実に6時という体たらくであった。当初の予定では6時半に起床して準備を整え7時45分に出発する予定
だったのだが、起きてみれば7時半。完全な寝坊である。慌てて身支度し、荷物としてフェイスタオルと制汗剤を確保。家を出
た時には7時50分を回っていた。
ちなみに当日の出で立ちは灰色の格子模様が入った白の半袖シャツと、前回も使用した黒系色のジーンズ
に黒のスニーカー。上着は調達している余裕が皆無だったため、仕方なく普段着の中から比較的余所行きに
も堪えそうなものを選んだつもりだが…
8時10分頃になってようやく仙台駅に到着。急いで新幹線ホームまで駆け上がると、丁度そこに利用する予定の便がやって
来た。ぎりぎりセーフ、である。列に並んで車両へと乗り込む。はやて・こまち2号東京行(8:15仙台発→9:51東京着)。予約し
た指定席は最後列の左側窓際席だった。どうも端っこに縁があるらしい。
寝坊して遅刻するよりはマシとはいえ、前日はこの状況下で結局1時間半しか寝ていない。初めて乗るはやての乗り心地を
堪能する余裕も無く、仙台を出て少し経ったあたりから仮眠モードに突入。目が覚めた時には上野駅に差し掛かっていた。
9時51分、定刻どおり新幹線は東京駅に到着した。次はここから東海道線に乗り換え、一路横浜を目指す。なんとなく車内か
ら文を1回更新してみた。
そのときの記事がこれである。解像度の都合で見難いが、「東京」駅の看板が写っているのが判るだろうか?
・横浜駅にて
10時半頃になって、電車は横浜に到着。おそらく最初に集合場所として予定されていたものであろう洗面所を横目に歩き、
改札を出る。集合場所に指定されている案内看板は、すぐに見つかった。
…私はこのときまでとある勘違いをしていた。案内看板の裏というフレーズから、てっきり床または地面から
看板が生えており、その裏側にそこそこ広めのスペースがあるのだと思っていた。
案内看板はすぐに見つかった。あたりまえだ。
問題の案内看板とは改札の目の前にあり、しかもそれはみどりの窓口があるブースに張り付いているものなのだ。
詳しい集合場所の確認が漏れていたこともあり、みどりの窓口付近をうろつきながらしばし待つが、誰も来ない…。
ひょっとして、集合場所や日時を間違えたのだろうか? そんな考えが頭をもたげ始めた頃、みどりの窓口ブースの付近に見
慣れた人影を発見。「黒魔導師君」さん(以下、"黒魔"さん)であった。
お話を伺ってみると、ほかの面子はまだ誰も来ていないと言う。仕方が無いので、雑談しつつ待つことになった。
と、少しして1氏=「一零四」さん(以下、"104"さん)が到着する。暫ししてI.Y氏=「知泉」さん(以下、"泉"さん)も到着。連絡を
取ろうにも改札付近は異様に回線が混み合っているらしく、ぜんぜん繋がらないことに困惑しておられた。
程なくして、「集合時間なのに全人数の半分しかいないのは仕様ですか?」と文に書いていたらG氏=「ごはん」さんが到着。
いかにもごはんさんが遅れて来たように感じるが、到着時間そのものは我々の中で一番早かったらしい…
それから暫くの後、Y氏=「ゆうのしん」さん(以下、"ゆう"さん)到着。M氏=「*MIU*」さん(以下、"MIU"さん)も到着された。
さて、参加者はもう一人いる。初顔合わせになるTa氏だ。随分遅いためこちらから連絡を取ってみるも、電車の遅れのために
かなり遅れて到着することになってしまったらしい…
已む無く、既に集合している7人で食事を取りつつ待つことになった。横浜駅内のデパートに飲食店街があるため、一同その
階に向かう。階を一巡して店を選択し、蕎麦屋に入ることとなった。昼時だけに7人組が座れるかどうか疑問だったのだが、
運良く席に空きがあったらしい。席順は以下の通り。(敬称略)
        _
     MIU○|  |○ゆう
     104○|  |○ごはん
    (空き)○|  |○泉
    彷徨○|_|○黒魔
            → 店出入口側
ゆうさんと104さんは逆だったかも知れない。適宜突っ込みいただきたい。
話をしつつ食事。今回はメンバーがメンバーであるため話題は完全にMGO中心である。向こうの鏡に映る自分の姿に少々
鬱になりながら、私もぽつぽつと話題に参加。
1時間ほど経った後、店を出る。
・打ちっ放しで練習
実際の会場は横浜からさらに少し離れているため、ここから再度の移動となる。Ta氏との合流のために横浜駅に一人残り、
それ以外のメンバーが先行して会場の確保を行うこととなった。検討の結果、黒魔さんが横浜駅に残ることとなる。残る6人は
会場である八景島のゴルフ場へ向かう。横浜からさらに電車に乗り、途中1度の乗換えを経て最寄駅に到着。そこから歩くこと
暫し、会場であるゴルフ場───杉田ゴルフ場に到着した。
到着して一番目に付いたのが、広大な打ちっ放しのフィールドとレーン群。仙台にも無論打ちっ放しができるゴルフ場は有るの
だが、実物をこれほどまでに間近で見るのは初めてである。打ちっ放し用なのだろうか、フィールドにはたくさんの黄色いゴル
フボールが散らばっていた。ゴルフ場わきの道を歩いていると、その打ちっ放しフィールドの外に、砂が敷き詰められた小さな
窪地───バンカーを見つけた。噂のショートコースのものだろうか? しかしそれにしては、それに付随して存在する筈のグリー
ン等が見当たらないのだが…打ちっ放しレーン付近まで進むと、勢いのよい風切り音と、クラブがボールを叩く音であろうビシッ、
ビシッという音が聞こえてきた。
そのまま脇道から施設正門側に抜け、一同はクラブハウスに入る。連休中日、ゴルフ場は盛況であった。黒魔さんとTa氏がま
だ到着しておられないことと、ゆうさんと104さん以外はみな素人という集団であることから、いきなりラウンドを始めるよりも打ちっ
放しで少し練習した方がいいだろうと言う話になる。フロントで申し込みを行い、ドライバーの試打もしてみたいということで1本
レンタルを受けて、いざ打ちっ放しレーンへ。6人組に貸し出されたのは3レーンであった。
レーンに出てふと感じたことがあった。普段MGOでは普通にカッ飛ばしている250yとは、実は結構な距離なのだ。
フィールドの向こう側にある250yの看板を呆然と眺めつつ、あんな距離まで飛ばしたらコントロールなんか効かない
ぞ、やっぱりローズって凄いんですね、いやいやレスリーも馬鹿にできないかも、等と話する。
因みに250y=750ft=9000in≒229m。球技で使用する距離としては確かに馬鹿にならない数字である。
割り当てられたレーンに到着。説明書きに目を通すと、フロントで渡されたクリップボードをスリットに差し込んでボタンを押す
とボールが出てくる、とあった。実際に行ってみると、ガタガタと言う大きな音とともに、機械下に置いた籠にボールが転がり
込んできた。なるほど。出てきたボールをレーン脇の窪みに置いて、さっそく打撃練習が始まる。私も打ってみることになった…
のはいいのだが。
SWをお借りしてレーンに立ったはいいが、冷静に考えるとクラブの持ち方も打ち方のフォームもよく判らない。とりあえず見様
見真似でスイングして見るが、何かが違う気がする。試しに打ってみると案の定明後日の方向に、しかも明らかに短すぎる
距離飛んだ。それでも泉さんと104さんに指摘を受けながら素振りとたまに打撃を行って、どうにかまっすぐ飛ぶようにはなり
始めた。
そうして1時間半ほど練習した後、黒魔さんとTa氏=「TAKUMA」さんが到着された。TAKUMAさんは全員と初対面ということ
で、一同の誰が誰なのか当てて頂くことになった。が、しばしの逡巡の後、返ってきた答えは「手がかりが無さ過ぎて判らな
い」………うむ、正論である。一同自己紹介。お二人には3レーン中2レーン占有で集中練習していただくことになった。
もう1レーンで某氏が黙々とドライバーショットを行っていたような気がするがきっと気のせいだろう。たぶん。
合計3籠ほど打っていただいた所で、いざラウンド開始と相成る。クラブハウスに戻って参加者登録を行うのだ。
・第3回オフ会開催記念ショートコース大会
 > 杉田ゴルフ場アイアンコース:
   ・9H、520y、PAR27、日本。神奈川県横浜市は八景島の海沿いに建設されたショートゴルフコース。
   全ホールが100y未満の構成となっており、名前どおりショートアイアンのみで回ることができるよう設計されている。
コースは4人一組で回ることになっているらしい。8人組ということで事前に泉さんが参加者を4:4に振り分けておられた。当
日のグループ分けは以下の通り。(敬称略、Unicode順)
1G: MIU、TAKUMA、ごはん、ゆう
2G: 104、黒魔、泉、彷徨
1ホールに一度に2グループ以上は入れない。安全性も考慮した結果、経験者が多い1Gが先行し、1Hが終わり次第2Gが
開始することとなった。入り口で荷物が預かってもらえないことが判明したため、1Gの荷物は2Gが預かって保管場所に配
置。戻ってきて待機することしばし、1Gがホールアウトしたため2Gもラウンドを開始する。
尚、1Gの様子についてはごはんさんの日記をご覧頂きたい。
1Hティグラウンド脇には「1H 50Y PAR3」と書かれた看板と、その他注意事項が書いてある看板があった。ちなみに他の
ティグラウンドは見当たらなかった。バックティならどうなるのか等、興味は尽きなかったのだが。ほうほうと思ったのは注
意書きで、きちんと「危険と思われる方向にボールが飛んだ場合は『ファー』と叫んで注意を促すべし」(若干意訳)とあった。
なるほど。
…肝心のコース内容よりこういうものにばかり興味を示す野次馬根性全開のゲームゴルファー彷徨模様。

閑話休題。私の打順は一番最後であった。各々が第1打を終えた後ティグラウンドに立ち、SWを選択して第1打。空振ったが
気にせず打ち直すと妙なあたり方をしたか明らかに飛距離が足りず、方向も変…コース右脇のラフに突っ込んでしまう。
2打目。MGOなら気にせずグリーンを狙う所だが難しそうなのでとりあえずラフから出すことにする。少し手加減して打ったら
手加減が過ぎたか1mくらい転がるのみに終わった。
3打目、無理矢理グリーンを狙う。ボール直前の地面を叩いた気がするが見なかったことにして打ち直す。恐ろしく飛ばない。
ラフ恐るべし。
4打目でようやくグリーンに乗った。
初めてパッティングした感想は、「力加減が難しい」だった。大した力で打っているわけではないのに転がる転がる。
5打目を大きくはずし、6打目でカップ近くまで打ったところで、他の客が後ろでつかえてしまっていたため1mOK扱いと相成っ
た。人生初のゴルフ、カップインの音を聞くことなく+5でホールアウト。ひでぶ。つかえていた他の客に先行してもらい、2Hに
移動する。
こんな調子で、若干距離の伸びた2H(フロントティがあった。+4)、バンカー初登場の3H(砂6で+9)…とラウンドは進む。
進むにつれて徐々に手際が良くなってきたのか、5H付近で先行する1Gに追いついた。
6Hでは1mOKを撤廃、情けない話だがようやくここで初めて自分のカップインの音を聞いた。
そして、ドラマは8Hに待っていた。
このホールは若干高台気味のティグラウンドからの打ち下ろしになる。グリーン周りもわずかにではあるが盛り上がっており、
イメージとしては谷越えと言った所だろうか。特筆すべきはその「谷」にあるもの───ここはコース中唯一の、ウォータハザー
ドがあるホールなのだ。
1Gがまだラウンド中だったため、まずはそちらが完了するのを待機する…のだが。
打順はゆうさん、状況はよくわからないがグリーン脇からのアプローチショット。距離はそこそこある。皆が見守る中、氏の足
元から飛び出たボールはグリーン上を転がり…
ピンと重なった瞬間、沈み込んで消えた。
歓声を上げる一同。パターで近距離から狙ってもなかなか入らないのだ、アプローチショットで正確に狙うのがどれだけ難しい
のかは皆身にしみてよく判っている。
鮮やかなチップ・インを目の前にして興奮を隠し切れないまま、1Gは全員ホールアウトした。
そして我々、2Gの番。よく見ればグリーン向こうにもそれほど幅があるようではない。
池を恐れて飛ばし過ぎればOB、OBを恐れて手加減が過ぎると池直行。飛距離のコントロールが勝負の分かれ目か。
想定した飛距離を飛ばす自信が無かった私は、バーディを放棄しても池を避けるコースを選ぶことにした。
このホールのオナーは黒魔さんだった。氏のティショットは綺麗な放物線を描き、一度はグリーンに乗った…のだが、跳ねて
向こうへと消えてしまう。池を恐れ過ぎて、飛ばしすぎてしまったらしい。そして、自分はオチ担当で、と冗談を飛ばした104さん
のティショット…はいいのだが。
飛び方を見て悲鳴をあげる104さん。
力みすぎたか見積もりを誤ったか、飛距離が足りない!
視線の先、一点の曇りも無い放物線を描いたボールは、盛大な水柱を残して池の中へと消えていった…。
宣言どおりの「オチ」に、見守っていた1Gの面子(9Hのティグラウンドにいらっしゃったのだ)も含めて、一同爆笑。
その後私(打ち損なって右脇のヘビーラフに突っ込む)、泉さん(若干飛距離が足りずグリーンと池の間)と続き、全員ティショッ
トを終える。中央が緩やかに盛り上がったグリーンは予想外に苦戦し、このホールは+4でホールアウトした。
ちなみに移動途中に池を覗いて見たが、ボールは見つからなかった。代わりに魚が泳いでいるのを確認。…そんな池をゴル
フ場内に配置していいんだろうか?
そして、全9Hが恙無く終了。104さんにスコアを集計していただく。…私は70(+43)であった。合計70打。18H回ったわけでは
ない。初心者という分を差し引いても駄目過ぎである。ううむ…精進せねば。
全員ホールアウトした後、クラブハウスで若干休憩。汗が引いた頃にゴルフ場を後にする一同であった。
道具を快くお貸しいただいたゆうさんと104さん、TAKUMAさんに、この場を借りてお礼申し上げます。
・歓談会、そしてまた会う日まで
行きに乗った電車に再度乗り込み、八景島から金沢八景へ。本来の予定ではここから横浜まで移動してから夕食をとることに
なっていたのだが、既に予定時間を大きく過ぎてしまっていたことからもここで夕食となった。近隣で食事ができる場所を探し、
駅近くにあったレストランへ一同なだれ込む。通された席は店の奥のほうであった。席順は以下の通り(敬称略)。
   ↑ 店入口側
 
  TAKUMA|  |ゆう  |
     黒魔|  |MIU  | (壁)
     彷徨|  |ごはん |
      泉|  |104  |
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
各自食事と飲み物を注文し、6杯のビールとウーロンハイとコーラが席に届けられたところで乾杯。おつかれさまでした。
皆喉が渇いていたためか、アルコールが回るのが恐ろしく早かったように感じる。
MGO中心に歓談が進み、予定時間を過ぎてしまったがあっという間に1時間が経過した。今回は私もそこそこ話ができて
満足なのだ。午後8時前に、そろそろタイムアップということで店を後にする。終わり際に、次回は西日本のメンバーを中心
にして開催したいという話が出た。結局横浜になったが、今回のオフも初めの頃は名古屋で開催しようという意見も出てい
たことをふと思い出した。
京急金沢八景駅前まで再度移動。一同電車に乗り込み、隣の駅で快速系の電車に乗り換えて横浜を目指す。揺られること
約30分、横浜に到着。帰る方向の違うTAKUMAさん、黒魔さん、104さんは電車に乗りつづけることになり、ここでお別れとなっ
た。横浜駅内ではこれからボーリングに行こうという話が出たのだが、生憎と翌日に仕事が入っていた私は当日中に仙台に
戻っている必要があったため参加できず、なし崩し的にお別れとなる。
次回があるならきちんと2日間時間を取ってぜひ参加したい。…その前に御祓いを受けるべきかも知れないが。
横浜から電車を乗り換えて東京へ。新幹線の特急券をここで入手し、21:32───仙台行き最終の新幹線に搭乗。車内か
ら文を更新し、夜景を眺めながら今日あったことを反芻する。今日来られなかった人達は、次回は来られるだろうか。そんな
ことをぼーっと思索しながら、仙台へ向けて旅立つ彷徨であった…
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・更新履歴
・Version 1.0 (31 Jul. 2004)
> ファーストリリース。