・2006年02月26日・稲庭パスタことアイパスタを試食してみた 先日掲載したこちらの記事について、アップした直後にRakutenを検索したら見つけたので発注してみた…とは書いた通り。稲庭饂飩ベースのパスタとあるが、稲庭饂飩とどう違うのだ? と不安と期待が交じり合ったような一週間を過ごすことになったのだが、本日(というか正確には何故か期日指定がされていなくて昨日)無事到着したのでレポートしてみる。画像が多いのでエストseemore。
外側のパッケージはexcite Bitの記事のとおり、こんな感じであった。 ごらんの通り、同じく「i」の名前を持つThinkPad iSeries1200の横幅いっぱいくらい有る。これはA4ノートなので、サイズとしては意外と大きい…パスタとして見ればこのくらいだろうが。 比較のためにCD(正確にはDVD-RAM)を置いてみた。だいたいの大きさを掴み取っていただけるだろうか? 食物であまり遊ぶともったいないおばけに怒られそうなので、写真撮影はこの辺にして作ってみることにする。 これがパスタなら塩を入れた湯で茹でれば出来上がりになるはず。到着前は私も実際レンジ用のパスタ茹で器を使ってちゃっちゃと仕上げるつもりで居たのだが、裏面を見たらきちんと湯がき方が記してあった。
最後の手順が無ければまるっきり饂飩や蕎麦を茹でる手順に見えるのは私だけだろうか? と言うか、この裏面を返してみたところで、とんでもないことに気がついてしまった。上の画像、その問題の部分を敢えてトリムしていなかったのだが、 いなにわうどん!!? 何の事は無い、饂飩ベースとか饂飩風とかではなく、純粋に饂飩だったらしい… ………とりあえず、見てはいけないものを見てしまったような気がするが敢えて脳から排除してパッケージを開封してみる。 ごらんのとおりの平たい麺で、中身は200g入り。丁度半分で一人前となる。見た目はまるっきり饂飩だが…まあ、いい。 ともあれ、説明書どおりの手順で湯がいてみることにする。 1. 1リットルの湯に麺をパラパラ入れる いつもは普通のパスタでも自宅では鍋を使ったことは無い(レンジ用の容器で作る)ので、鍋を使って乾麺から茹でるのは久しぶりである。断面積の小さい麺らしく、沸き立つ熱湯に投入すると急速にしなって鍋の中に滑り込んでいく。 2. 箸で解し、6分程度茹でる 菜箸で掻き回すと全体があっさり鍋の中に消えた。あとは麺が透明感が出てくるまで、このまま茹でつづければいい筈。同時にやかんで温め(と、付け合せの飲み物)用の湯を沸かし始める。 このまま待っているのでは芸が無いので、茹で上がるまでの間にパスタソースを準備しておくことにする。 ボンゴレである。洋風ソース、特にクリーム系は脂質量が有り得ないという問題も手伝って私は普段は和風ソースを多く使うのだが、今回モノがモノだけに和風ソースでは本当に饂飩になりかねないと判断し、こちらを仕入れて来た。 容器にあけたこれをレンジで軽く温めておく。 さて、パスタソースの準備をしている間に規定時間が経過したようだ。 ちょっと写真が見辛いが、だいたいこんな感じだろうという風に仕上がっている。次の工程に移って問題なかろう。 3. 流水で洗う 普段饂飩や蕎麦を茹でるときは先に笊に空けてからその上で洗っているのだが、稲庭は手順が違うのか、それとも私の勘違いか? 流れを強くすると麺が溢れて流れていってしまいそうなので、ちょっと流れは抑え目で洗ってみる。 4. 笊にあけて湯で温める この工程を行うために、麺を茹でる鍋と湯を沸かすやかんを同時に火にかけることになった。レンジも稼動しており、久々に彷徨宅の厨房はフル稼働である。 そして温め終わった麺をよく湯切りし、皿に盛ってみるとこうなった。 どう見ても皿うどんです。本当にありがとうございました。 本家本元のパスタにしても平たい麺の種類がいくつかあった筈であるし、それらを同様に湯がいて皿に盛ればこんな感じのビジュアルになるはずだが…色が白いせいかいまいちパスタという感じがしないのは難点か? とりあえずパッケージに書いてあった品名はつとめて無視することにする。 まあ、ソースをかければパスタらしくなるだろう…ということで、実際にかけてみた完成図はこのとおり。 アイパスタ・ボンゴレロッソである。やはりソースをかけるときちんとパスタらしくなるものだ。真っ白い麺に、トマト系ソースの赤い色のコントラストが実に鮮やか。 というわけで、他の付け合せ(と言ってもたいしたものではない)も出来たところで、いざ実食。 上の写真とちょっと色合いが違うが、勘弁していただきたい。 …実際に頂いてみた感想だが、茹でるときに塩を入れない関係か、あるいは麺自体の製法が違うためか、一般的なパスタと違って麺が実にあっさりした味わいであるため、酸味で味わいが軽くなるボンゴレだと少し軽すぎるような感じはした。この麺なら多少こってりしたクリーム系、例えばカルボナーラソースなんかでも良かったかも知れない(Bitの記事ではミートソースも良いと書かれているが、確かにあれも合いそうだ)。一般的なパスタ麺と違い、バターを絡めたわけでもないのに麺がかなりつるつるしており、あっという間に吸い込めてしまうのはかなり斬新な食感であった。湯切りが少し甘かった関係でソースの絡みがやや悪かったのは失敗点。 当Blogで最初に書いた記事では「喫茶マウンテン」とかけて秋田の山の登り方と書いた。「マウンテン」の饂飩風スパはヘビー級とのことだが、一方のスパ風饂飩は…ソースの選定にも拠るのだろうが、かなりあっさりとして頂きやすく佳味い一品であった。後は饂飩にパスタソースがかかっているという状態が許せるかどうか、ただそこだけにかかっている。 "ipasta"
Post: at 2006.02.26 23:50 to [/Factory BLog/review] ・この記事のコメントとトラックバック ・この記事へのトラックバック ・この記事にトラックバックを行う場合は、以下のURLにTrackback Pingを送信してください。 ・この記事にコメントする |
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